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zoom RSS 読書の効用を考えた本:風と共にゆとりぬ

<<   作成日時 : 2017/07/26 09:00   >>

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面白くもない、私事ですが。

幼い頃に実母が去り、それでも祖母や叔母と同居していて

それなりに生まれた山村で満足して暮らしていたのに・・・


小学2年生で、いきなり活発な海辺の町に引っ越し

仲良しの友達とも祖母とも別れ、とても消極的な性格になりました。

新しい母から生まれた歩き始めたばかりの妹を中心に

新しい家族の形が出来ていたけれど・・・



初孫で甘やかされたこともあって、なかなか自分の居場所を自分でつくれず

(田舎へ帰りたい、帰りたい、ここは嫌い、帰りたい)と思い続けていました。



母は妹の世話に加えて、家計を助けるために貸本屋+駄菓子屋を始めて忙しく

もう充分に大きい(と思ってたらしい)長女には手も気もかけていないし

父は父で、振り返ると幼児性の抜けない自己中だったので

表面はともかく、心を委ねて素直に話をすることは避けていました。

子どもなりに、傷つくのはイヤだ、と予防線を張っていたのかも知れません。



自分を大切にする、自分を好きになる、将来に夢を持つ。

そういう気持はまったくなく、毎日がつまらない、という

正直つきあいたくない、つまらない子どもだったと思います。



そのわりに、まともな大人になったわね・・・と自分でも不思議でしたが

この本の中の一文に触れて、そうか、読書に救われていたのか、と

長年の疑問が一気に解決したのでした。



  風と共にゆとりぬ by朝井リョウ @文藝春秋


第1部  日常

第2部  プロムナード

第3部  肛門記




この方、「桐島、部活やめるってよ」ですばる新人賞をとり

のちに直木賞も受賞されてたのね・・・

「桐島・・・」を読んだけど、あんましぐっとこなくて(失礼!あくまで当社比)

ぼんやりと、女性作家と思い込んでました。(さらに失礼!)

どうも、朝井まかてさんとごっちゃになってたみたいです。

こんなに面白いお兄さんだったなんて!

もう、朝井リョウさん じゃなくて、リョウ君て呼びたい。

リョウ君、頑張れ!



この本は、たいへん愉快なエッセイ集なのですが

愉快なばかりでなく、若い柔軟な、しかも深い感性があちこちに。

いろいろと考えさせられて、そして第3部では爆笑and爆笑で死にそうに・・・

そんな中、上述の疑問解決につながる文章が第2部にありました。

「子どもにとっての言葉」(小中高生の本の推薦文コンテスト審査員となる)中、

本が子どもたちに言葉を与えること、そしてそれが、自身を守る楯となりうること

著者自身も、他人の言葉に傷ついた子ども時代に、フィクションの中とはいえ

多くの言葉に触れるという経験に助けられたという話。



心ない言葉を投げつけられても、物語の中の主人公を姿を知っていた、

そして、心ない言葉を投げつけるしかなかった人の思いも物語の中で知ることが出来た。


言葉と共に本から与えられる視点を増やすことは

あなたを苦しめている相手を倒す武器にはならないにしても

あなたの心が押し潰されそうになったとき、見えない楯を構築してくれるはずだ。



(著作権を考えて、姑息にも要約しましたが、お伝えできるかしら? 心配です)



著者の言うとおり、読書でわずかながらも視点を増やしていたから

心を解放できない家族(と思い込んでいた)の中で、普通に育つことが出来たかも。

少々ひねたとこは今も尾を引いてるけど、まぁ上出来でしょう。

ご近所では出来たオクサンと思われてるし、(←言うだけはタダ、タダ)

娘との関係も(今のところ)良好。



良書ばかりを選んだわけではない手当たり次第の読書歴も、よかったかも。

たとえコミックでも、そこに言葉があるかぎり、柔らかい子どもの心には

なにかしら沁みてくるものがあるように思います。

残虐でも卑劣でもお花畑でも、とにかく自分のリアル世界以外の世界を知ること。

学校のオベンキョウのみを認めるのではなく、道草のように思える時間も

きっと子どもの心の楯の構築に役立つはず。

お母さん達におおらかに認めてほしいな、と思います。



家族や家庭に恵まれずに育つ子ども達や、イジメに苦しむ子ども達が

読書を通じて沢山の言葉に出会い、しっかり自己肯定をし、

自分自身をかけがえのない存在として愛し慈しみ

将来へのしっかりとした道筋を見いだしてもらいたいと願っています。





この本の前に、大学生作家として活動した時期の初エッセイ集

「時をかけるゆとり」があるそうで、絶対読みたい!とアマゾン検索を試みるも

「a」のご機嫌が悪いとそれすら不可能。

今! 今がチャンス!

これから早速試してみますね! 



  See You〜 







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